小説の補遺としてのブログ 第1話 その1

もう、このWeb小説を書き始めて1年と半年も経ってしまいました。

内容が自己満足ファンタジーなので、読者が増えないのが悩みの種です。

ブックマーク登録をしてくださっている方々には、本当に感謝申し上げます。

 

さて、内容がよくわからない部分があると思います。

かなり宗教的な部分があるので、そのあたりの解説を、拙い知識ながら

皆様にご説明したいと思いまして、ブログをはじめました。

 

投稿した内容を精査しながら、史的な解説、宗教的解説を、

試みたいと思います。

 

第1話です。

まず舞台は西暦1170年です。ドイツ南東部を意識しています、

実は、かなり史実と違うのですが、どうしても、フランスを消滅したかったので、

いや、フランスに敵意があるのではなく、むしろ逆です。

大学ではフランス語選択でしたし。フランス文学大好きです。

 

いや、フランスと決別して、ドイツを舞台にという決意なんです。

 

ドイツ語は全く読めません。ドイツリート程度ですね。歌うので読めますが

発音だけです。

 

えっと、脱線しました。城塞都市のモデルは、フライブルクです。

ライン川の東側に位置しますが、川からは多少距離があります。

 

この街は、1170年の頃は、フライブルク城はできていました、このあたりは、

ウィキってくださいね。

ウィキに1580年ごろのフライブルクの絵がありますが、この絵が

イメージになっております。しかし、400年もあとの絵ですからね・・・

この絵で注目していただきたいのは、大聖堂の異様な大きさです。

領主の城よりも大きいですね。教会の力の凄さを感じます。

日本では、司教様がいる教会をカテドラルといいますので、

文中でも、カテドラルとしていますが、ドイツ語では、

ミュンスターといいます。同じ名前の都市もありますね。

 

司教は司祭を束ねている高位聖職者です。

教区ごとに置かれます。東京ですと東京教区に

司教様がいます。

 

さて、フライブルクは、現在は、ドイツの環境先進都市として有名です。

 

さて、第1話ですが、

最初にごめんなさい。登場人物名が2回改名されております。

最初にでてくる騎士ですが、ミカエル→リウドルフ→オルドルフと

変遷を経て・・・すみません。手違いでした。

 

あと、告白します。騎士オルドルフの鎧なのですが、

時代が違います。数百年は先取りしています。

 

ファンタジーなので、と思っていたのですが、よく考えると、

この部分は時代考証が必要なんですよね。

転移してしまってからなら、何でもありかもしれませんが・・・

 

実際ブリガンダインもちょっと実際よりも早く登場させています。

兜もそうですね。バケツ型をすこし早く出してしまいました。

 

【車輪刑】

 これはエグイですよ。手足を折って、柱の上に設置された

車輪の上に縛り付けて晒し者にするんです。

ご興味のある方は、『刑吏の社会史』阿部謹也先生著

中公新書518 がお勧めです。

 

中世の絵には時々出てきますね。本当に刑は残虐なものが多いです。

 

【サンティフィラ】

これは私がつけた架空の都市名です。都市というより島なんです。

ピーンと来る人いますよね。地中海では、一夜にして

消えてしまった島などの伝説もあります。

このあたりを調べてみると面白いですよ。

 

アマルフィ

これは、今でもある都市です。

ベネチアと並ぶ海運商業都市です。

アマルフィは南のほうなので、出させそうにないですが、

ベネチアなら、小説に出せそうですね。

悪魔を手玉にとるような狡猾な商人が描けそうです。

そんなことを言うと怒られてしまいますね。

ベネチアは美しい都市です。一度行くと帰りたくなくなりますよ。

 

【ドミニク】

二人の主人公の一人です。

話がややこしくなるので、スピンオフにしたら、

行進できなくなってしまいました。

結構、話を書いているので、ぼちぼち出しますね。

ドミニクがこちら側の世界で、ミヒャエルがあちら側の世界です。

 

ドミニクというのは修道名です。

修道士になると、本名は捨てます。名付けられるんですよ。

坊さんの得度名みたいなものでしょうね。

 

すこし長くなりましたので、次回に2話の分と共に

解説を書きます。

 

よろしくお願いします。

 

ウィンフリート